タンジンの遺伝的多様性についての解析(第2報)
タンジンは第十七改正日本薬局方に収載されており、基原植物はSalvia miltiorrhiza Bunge(Labiatae)の根と規定されている。中国産タンジンの流通品の状況としては、1970年代から栽培品の量が増えつつある。栽培地の違いによる遺伝子配列の違いがあると考えられるため、違いを知ることによって品質管理やトレーサビリティ管理に利用できる可能性がある。本研究では中国産各産地のタンジン遺伝子に対してMIG-seq法による解析を行った。
解析の結果、産地ごとに遺伝子配列に大きな違いがあることが分かった。また、同じ産地内サンプルでも遺伝的多型が見られた。今後はさらにサンプル数を増やし、MIG-seq法などを利用した調査を継続すると共に、形態等との相関性について調べる必要があると考える。
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学会・雑誌
第42回 日本分子生物学会年会
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