カワラヨモギにおけるクマリン生合成関連遺伝子の発現挙動
カワラヨモギにおける6,7-ジメトキシクマリン(6,7-DMC)含量測定とクマリン生合成遺伝子の発現解析を行った。Real-time PCRでは、CYP98A3、CCoAOMT1、2OGDの順に発現する傾向が見られ、6,7-DMC低含量系統では高含量系統と比べて2OGDの発現ピークの遅れや発現レベルの低下が見られた。一方、6,7-DMC高含量系統では3遺伝子が同時期にピークに達していたことから、2OGDが他の2遺伝子と同時期に活性化することで6,7-DMCを効率よく生成した可能性が考えられた。
以上の結果から、2ODG発現が6,7-DMC生合成経路における律速段階であると推定された。
学会・雑誌
第44回日本分子生物学会年会
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