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なぜ桂枝茯苓丸料加薏苡仁がにきび・しみ両方に効くのか?

ホルモンバランスが乱れてにきび(ニキビ)ができることがあります。
これは卵胞ホルモンや黄体ホルモンが関係しています。
例えば生理前などに卵胞ホルモンが減って黄体ホルモンが増えることにより、
肌の新陳代謝が不安定になるとともに皮脂量が増え、
にきび(ニキビ)ができやすくなります。

またホルモンバランスの乱れは心の不安定にもつながり、イライラしたり、情緒不安になったりもします。
そのためホルモンバランスを上手にコントロールする必要があります。

漢方では、人の体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素で成り立っているという考え方があります。この3つが、バランス良く体内をめぐることで、健康が維持できると考えられていますが、どれかが多過ぎたり少な過ぎたり、または滞ったり偏ったりしていると、体に不調が現れやすくなるといわれています。

「血(けつ)」は、血液を含めた全身をめぐり、組織や器官に栄養を与え、精神活動を支えるものです。特に漢方では女性は「血を以て本となす」と言われ、血の働きが重視されています。ホルモンバランスの乱れによるにきび(ニキビ)の発生を、漢方では血の巡りが悪いため起こると考えています。血の巡りが悪いことを漢方では「瘀血(おけつ)」と呼びます。瘀血になりやすい人は、血のめぐりが悪いことから、代謝が滞っていると考えられています。

瘀血はしみ(シミ)の原因にもなります。瘀血によって肌の新陳代謝が低下すると、色素が沈着してしみ(シミ)になるほか、体に栄養素が行きわたらずに肌あれやくま、にきび(ニキビ)などの肌トラブルが起こりやすくなるといわれています。また、血が滞ることで、冷えや月経不順といった女性によく見られるお悩みが引き起こされると考えられています。

桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)」は、その名のとおり、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)に、生薬の薏苡仁(ヨクイニン)を、"加"つまりプラスした処方です。
桂枝茯苓丸という月経不順などの女性の悩みによく用いられる処方に、皮膚の悩みによく使われる薏苡仁を加えた、経験の積み重ねにより日本で生まれた漢方処方です。

桂枝茯苓丸料加薏苡仁は、生薬の組み合わせにより、この「血(けつ)」のめぐりを良くするはたらきがあります。血のめぐりが良くなると、ホルモンバランスが整い、にきび(ニキビ)が改善されます。また肌に栄養素をいきわたらせ、皮膚のターンオーバーを正常化させることで、しみ(シミ)や手足のあれなどの肌のお悩みを体の中から改善します。そのほか、月経不順、月経に伴う精神状態の安定などにもおすすめできる処方です皮膚のターンオーバーを正常化
<効能・効果>
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:にきび、しみ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)、月経不順、血の道症(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
クラシエの漢方 ヨクイニン > おとなのにきび研 > なぜ桂枝茯苓丸料加薏苡仁がにきび・しみ両方に効くのか?
ヨクイニンタブレット
■効能
皮膚のあれ、いぼ
■成分
成人1日の服用量18錠(1錠120mg)中
ヨクイニンエキス・・・1,500mg [ヨクイニン19.5gに相当]
添加物として、アメ、二酸化ケイ素、クロスCMC-Na、
ステアリン酸Mg、セルロースを含有する。
※使用上の注意を守ってお使い下さい。
■用法・用量
1日3回食前又は食間に、水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回6錠
15才未満7才以上・・・1回4錠
7才未満4才以上・・・1回3錠
4才未満3才以上・・・1回2錠
3才未満・・・服用しないこと

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