産前・産後の精神的な変化について、81%の方が「変化があった」「変化が多少あった」と回答、また、変化を感じた方の84%が1人目の産後の精神的変化が大きかったと感じられていました。
はじめての妊娠〜出産と今までとは大きく異なる環境の変化に戸惑いを感じる方が多いのだと思います。
出産後は赤ちゃんを迎えた新しい生活のはじまり。気が休まるのも束の間、経験したことのない子育てに奮闘し、めまぐるしく変わる日々の生活がスタートします。アンケート結果でも、出産直後〜1ヵ月に変化を感じた方が44%と多く、今までとは全く違う、日常生活に徐々に疲れを感じてしまうのかもしれません。産後の情緒不安定な時期について、最近では『マタニティーブルーズ』『産後のうつ』とも呼ばれ、たくさんの方が悩みを抱えているということが改めて見直されてきているようです。
精神的な変化を感じたというたんぽぽメンバーのうち、産後の精神的変化について、「不安になった」59%、「イライラした」58%と回答した方は半数以上。次いで「悲しくなって泣いたりした」44%、「憂鬱になった」40%という結果でした。
不安に駆られ、心がふさぎ込みがちなときは、人を頼ることもたいせつなことのひとつだと思います。
メンバーのみなさんも、配偶者やパートナー、実母や、ママ友に…と相談されたようです。
相談の際、もしくは出産後に、周りの方の対応も含め、“これは助かるなぁ”と感じたことは?の質問には、「何気ないひと言にすくわれました…」や「相談に行きました!」など、みなさんの経験談をたくさんいただきました。
- ■何気ないひとことに…
- 「寝る子は育つ」、「まず体を大きくさせることが親のつとめ」など、マイナスととらえていたことを肯定的なとらえ方で表現してくれたとき[ 30代 女性 ]
- 「大丈夫、みんなそうだよ」の一言がとても嬉しかったです。精神的にも追い詰められたときに言ってもらえたら安心できました。[ 20代 女性 ]
- 1人目出産後、育児への不安を主人に思い切って打ち明けたら、「お互い親になって1年生だから、不安は当たり前。一緒に頑張ろう」と言ってくれた。話して良かったなと感じました。[ 30代 女性 ]
- してもらったことはないけど、頑張ってるね、とかよくやってるね、と、認められるととてもうれしかったと思います。初めての子供は不安だらけ。ちゃんとできてるかとっても不安なので。[ 40代 女性 ]
- 育児がしんどいとき、知らないおばさまに『頑張ってるね』と一声かけてもらうだけで涙が出るほど嬉しかった。[ 40代 女性 ]
- ■相談に行きました!
- おっぱいトラブルで泣きそうに痛いときに、産院に来ていたおっぱい先生に電話をかけたら、とても親切に対応してくれました。とても助かりました。[ 40代 女性 ]
- 助産師外来があり、それも無料で受けられたのがすごく助かりました。いろいろな細かい相談や子どもの身体測定もできて助かりました。[ 30代 女性 ]
- 地域の子育てサポートの方に数時間子供たちを預かってもらい、美容院に行ったり、買い物に行ったりしてリフレッシュしました。とてもよかったです。[ 40代 女性 ]
- 保健師さんの訪問などがとっても助かった。不安な子どもの健康や体重測定もしてくれたし、新米母の精神的な相談にものってくれた。[ 50代 女性 ]
- ■気分転換♪
- おかずの差し入れ、買い物の間こどもの面倒を見てくれてゆっくり買い物できたこと。[ 20代 女性 ]
- とにかく自由になる時間が欲しかったので、「赤ちゃんは安全に見守っていてあげるから、1人でお茶でもショッピングでもしてくれば?」と外出させてくれたこと。本当にリフレッシュしたと感じた。[ 40代 女性 ]
- 主人が、私が1人になれる時間を作ってくれたこと。とっても感謝しています。[ 30代 女性 ]
- ■兄弟
- 2人目の出産した後、上の子の赤ちゃんがえりがひどく、他にも思うように育児ができず、悩みましたが、同世代の子供を持つママたちと話をすることで、息抜きができました。[ 30代 女性 ]
- 2人目だったので、上の子を見てくれるひとがいると凄く楽でした。抱っこひもなども凄く活躍したので、良かったです。[ 20代 女性 ]
- 上の子と下の子を預かってくれて1人の時間を持てた事。[ 30代 女性 ]
まわりに出産後のお母さんがいらっしゃったら、ちょっと声をかけてみるというのも大切かもしれないですね。