「特定保健用食品」は、食品の持つ特定の保健の用途（血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助ける、おなかの調子を整えるのに役立つなど）を表示して販売される食品です。体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含んでいます。病気の治療・治癒を目的に利用する食品ではなく、健康が気になる方を対象に設計された食品です。また、国が認めた表示としての許可マークが付されています。「特定保健用食品」として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。他のいわゆる「健康食品」とは異なり、その保健効果が当該食品を用いたヒト試験で科学的に検討され、適切な摂取量も設定されているのです。「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しています。