無理なく余分な脂肪を減らすために、自分の体質にあった方法で、
漢方と簡単なエクササイズや呼吸法で代謝コントロールを目指します。
パーソナルトレーナー・河村玲子さん
管理栄養士。バランスよく筋肉をつけながら、無理なく美しく引き締めていくボディーメイク法を提案。食生活のアドバイスも行う。
呼吸整体師・森田愛子さん
心身をケアする呼吸法を中心に、本来あるべきカラダの動かし方を提案。ヨガインストラクター、鍼灸師でもあり、東洋医学にも精通。
色白で、おしりや太ももに脂肪がつきやすい。
/少食なのに太りやすい。/運動は苦手。
筋肉がなく代謝も悪くて、カラダ&心が重ダル〜。
運動不足気味で疲れやすいあなたは、代謝が低下しているので太りやすいタイプ。
「疲れやすさや消化力の低下は、筋力不足が原因です。エクササイズを億劫に思うかもしれませんが、体調が整えば疲れが抜けやすくなります。先ずは即効性の高い、太ももの筋肉を鍛えましょう」(河村さん)
「東洋医学ではエネルギー不足の"気虚"と診断されます。背骨をしっかり使った呼吸で、全身の血流を循環させて」(森田さん)
食生活
ダイエットのためとカロリーを気にするより、偏食を直すのが先決。
「筋力を作るベースとなるたんぱく質は、必須の栄養素です。肉や魚はしっかり摂りましょう。食生活を改善すると、もともと代謝が低いタイプなので急に太る人もいるかもしれません。でも、そこで食事を変えないこと。糖質と脂質は少しだけ抑え、きちんと炭水化物とタンパク質を摂り続ければ、段々燃焼するカラダに変わっていきます」(河村さん)
エクササイズ
下半身の筋肉を蘇らせれば、代謝もアップすると心得て。
1.両足を腰幅に開き、支えにする椅子などの背もたれを持って立つ。肩に力を入れず、呼吸は自然に。
2.ゆっくりつま先立ちになり、自分のマックスの高さで3秒キープ。目線は下げずに前方を見つめて、
3.かかとを下ろし1の状態に戻したら、そのままゆっくり腰を下ろす。膝がつま先より前に出ないよう注意。背筋が丸まらずに腰を落とせるところまで低く落とし、3秒キープ。目線は前へ。ゆっくり1の状態に戻し、繰り返し10~15回。
呼吸
うずくまり姿勢で行う、カラダの中心に届く深呼吸。
1.椅子に浅めに座り、足は腰幅に開く。両手を合わせて前に出し、背中を緩めて丸くする。肩甲骨から腕を前に移動させる感覚で。
2.丸くした背中をキープしたまま、手のひらを外向きに回転させ、両ひじを近づける。ひじは肩から自然に下ろし、肩や腕に力が入らないように注意して。
3. 2のポーズのまま、両ひじを自分のおへそにくっつけるようにして前屈する。
4.さらに前かがみになり、両手の間に顔を入れ、頭、首、背中を脱力する。そのままの姿勢で、5~8秒かけて背中を広げるように少しずつ鼻から息を入れる。息を吸いきったら、10~20秒かけて体の中にある空気を出し尽くすように吐く。坐骨が浮かないように気をつけ、足裏全体でしっかりと床をつかんで。
5.ゆっくり鼻から息を吸いながら体を起こし、両手はももの上。次の吐く息で腕を楽にしたら、1回深呼吸。1~5を3~5回繰り返す。
POINT!
両手の指(手の甲側)で頬を優しく包みようにする。力は入れない。
このタイプは、胃腸など消化器系の働きの弱まりや、筋肉量が落ちることで、代謝が低下。疲れやすさから運動不足になり、食べる量が少なくても余分な脂肪がつきやすい体質に。胃腸を整え、カラダにエネルギーを与え、鈍った代謝を戻すことを目指しましょう。
anan総研ダイエット部 TYPE ORANGEメンバーのお悩みは?
大原絵理香さん(no.274)「仕事がとても忙しく、常に睡眠不足。冷え性なのと、よく立ちくらみがするのが悩みです。」
藤野澪花さん(no.260)「生理のとき、お腹がとても痛いです。食べる量はそれほど多くないのに、太りやすいです。」
武市彩花さん(no.147)「体力がなくてすぐに疲れてしまいます…。生理のときにイライラするのも改善したい。冷え性で、特に足がすぐ冷たくなります。」