無理なく余分な脂肪を減らすために、自分の体質にあった方法で、
漢方と簡単なエクササイズや呼吸法で代謝コントロールを目指します。
パーソナルトレーナー・河村玲子さん
管理栄養士。バランスよく筋肉をつけながら、無理なく美しく引き締めていくボディーメイク法を提案。食生活のアドバイスも行う。
呼吸整体師・森田愛子さん
心身をケアする呼吸法を中心に、本来あるべきカラダの動かし方を提案。ヨガインストラクター、鍼灸師でもあり、東洋医学にも精通。
二の腕、わき腹などに脂肪がつきやすい。/ストレス過食など、食欲にムラがある。
/生活習慣が乱れがち。
ネガティブ思考を加速させる"ストレス太り"を卒業して。
このタイプは、生活習慣の乱れからストレス過多に。イライラを食べ物で解消しがちなので、睡眠をたっぷり摂り、リラックスを心がけて。
「自律神経の乱れから首や肩も凝りやすいので、肩甲骨をしっかり動かし、コリを解消させましょう。毎朝同じ時間に起きるのも、自律神経を整えるために大事」(河村さん)
「東洋医学では"肝鬱"のタイプ。カラダも気持ちも落ち着かせるため、丹田(おへその下)を刺激しましょう」(森田さん)
食生活
ストレス解消に甘いものを食べず、別の解消法を考えるべき。
「ダイエットのためと、主食を減らしてしまうと余計イライラが募るので、白米よりカロリーは少なめの雑穀米や玄米などを食べ、食事での満足感をしっかり得るようにしましょう。睡眠の質を高める成分・メラトニンの分泌を促す、トリプトファンが豊富なバナナ、アボカド、カツオやマグロの赤身などを取り入れるのもいいですね」(河村さん)
エクササイズ
肩甲骨のコリを解消すると、気持ちまでスッキリ!
1.椅子に浅めに腰掛け、両手は頭を軽く支えるようにする。お腹をしっかり凹ませて息を吐ききり、3秒キープ。吐くときは、ろうそくの火を消すようなイメージで。
2.前かがみになり、左手を伸ばして肘を右膝の外側につけ、手のひらを外側に向ける。右手は斜め後ろに伸ばす。
3.上体を前に倒したまま、息を吸い、吐きながら右手を左手に近づける。
4.さらに右手だけ前に大きく伸ばす。顔は右手の動きを追っていく。
5.左手は下げたまま右手を大きく上げ、後ろに回して1の位置へ。常に肩甲骨周りの筋肉が刺激されるのを感じて。1~5まで息は吐き続ける。左右8回ずつ。
呼吸
スト~ンと心が落ち着く、丹田を刺激する呼吸法。
1.仰向けになり、腕に力を入れずに優しく前ならえをする。肘をピンと張らないこと。肩甲骨は床から離し、背骨は床につけたまま。
2.両腕を内巻きにするイメージで手の甲を合わせるようにして、丹田というツボの位置に両指の先を2、3本置く。指を押し返すように下腹部を膨らませて、深呼吸を5回。膨らませる時、5~8秒かけて鼻から息を吸い、戻すときは10~20秒かけて口から細く長く吐く(吸った秒数の倍の秒数を吐く)。ひと休みして呼吸をもう5回。
POINT!
丹田の位置はへそから手の指4本分下。両指2 、3 本を使い、痛くない程度に垂直に押す。息を吸う時に指を押し返して。
ストレスによってホルモン分泌や自律神経が乱れ、食欲にムラが出やすいタイプ。体内の巡りの停滞や代謝の低下を招き、余分な脂肪がたまってしまいます。食事や生活が不規則な人は、崩れた代謝バランスを整えることが大切です。
anan総研ダイエット部 TYPE PINKメンバーのお悩みは?
江本静華さん(no.61)「生理前はお腹が痛くて、イライラします。生活は不規則になりがちで、よく食べ過ぎてしまうのが悩みです。」
星野昇子さん(no.179)「前回はオレンジを飲んだことで体力がつき、今回はピンクに。生活は不規則で、ストレスをためがちです。」
野村真美さん(no.7)「生理のとき、ワキや体の側面が痛くなります。食べる量は多いほう。ストレスもありますね。」
近藤えりこ(erico)さん(no.19)「足がとてもむくみやすく、痛くなって眠れないときがあります。自律神経の乱れからくる不調があるのも悩みです。」
小原里恵さん(no.316)「生理前に気分が落ち込むがツラいです。不規則な生活で、食欲にムラがあります。」
山下貴美さん(no.106)「イライラしがちなのと、便秘が悩み。生理前は肌荒れしたり、腹痛がひどいです。」