01
より安全に、より効率よく製品を生み出す。
課題は常にオンリーワンだから難しくも面白い。
医薬品を販売する場合、事前に品質を明記して申請することが、法律で定められています。高岡工場の製造工程で、申請通りの品質の製品をつくり出せているかを管理・監督するのが、技術課のミッションです。これに関連して、研究所で開発された新製品を量産する際の体制整備や、既存の製造工程の改善検討、新設備の導入テストなども、私たちのミッションになります。対象とする製品や工程はその都度違いますので、決まったパターンを当てはめられないのが大変なところです。半面、常に新たな課題と対峙することで知見を広げていける点は、面白味でもあります。また、より高効率に製品を生み出していくための対策を考え出し、それが形を成すという意味では、達成感も味わえます。
02
部門横断的な
プロジェクトチームを組織し
高岡工場のスマート化に向けて
挑戦
高岡工場では、スマート化プロジェクトが立ち上がり、動き始めています。各課から人材を集めてプロジェクトチームが組織されましたが、この際、私も声をかけていただきました。「自分たちの工場をスマート化しよう」がスタート地点で、解決したい特定の問題が浮上していたわけでも、モデルにできるような先進的な工場が実在するわけでもないので、文字どおり手探り状態。各自が、それぞれの視点からスマート化によって何を改善できるのかを考えて持ち寄り、優先順位をつけるところから着手しました。
このときに気づきましたが、技術課に所属する私は「品質」を意識しますが、施設管理を担う部門は「生産体制のキャパシティ」を、製造を担う部門は「作業効率」をといった具合で、それぞれ着眼点が異なります。まったく新しいチャレンジながら、現状の互いの役割について再認識するという意味でも、非常に有意義な取り組みだと思います。
03
工場のスマート化を実現させて
ヒューマンエラーの削減に貢献したい。
先に紹介したプロジェクトでは、課題の優先順位をつけて工業ロボットのメーカーさんから提案を受け、IoTで設備機器を制御するために何が必要かを確認しているところです。現在の高岡工場では、社員が機器の操作を担当する箇所も多いため、どうしてもヒューマンエラーが発生してしまいます。IoTの導入でミスを軽減できれば、全体の製造効率はより高まるはずです。ホームプロダクツやフーズの工場でもスマート化を推進しているので、密に意見や情報を交換しながら、早期導入を目指し、目に見える形で成果を出すことが目下の目標です。
社員インタビュー