白髪
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西洋医学から考える
白髪
髪が黒いのは、メラニンという色素によるものです。
メラニンは、髪を作る毛母細胞の周辺に存在するメラノサイトという細胞によって作り出され、髪の中に入ります。このメラニンの色や質によって、髪の色が決まるのです。
白髪は、メラノサイトの機能が低下し、メラニンを作り出せなくなることで起こると考えられています。メラノサイトの機能低下は、加齢のほかに食事のバランスや生活習慣、遺伝などの影響が多いそうです。
一度生えてきた白髪には色素がないので、色が戻ることはありません。
ご家庭で使用できるヘアカラーには、黒髪用と白髪用があり、黒髪用では白髪がうまく染めることができません。白髪用を選び、パッチテスト（かぶれなどを調べる皮膚テスト）を毎回行ってから使いましょう。
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中医学から考える
白髪
中医学では、「腎の華は髪にある」と考えます。「腎」の気が強ければ髪は健康ですが、弱ければ髪はツヤを失ったり、白くなったりしてしまいます。
「腎」の気が加齢によって衰え、その衰えが髪に現れたものが白髪と考えられるでしょう。
白髪にならないようにするには海藻を食べると良い、などといわれますが、残念ながら根拠は解明されていないままです。 ただ、「腎」の気は食べ物などから補充されるものなので、バランスの良い食事を摂ることは重要です。
かつて、中国の詩人・李白は、「白髪三千丈 愁いによりて かくのごとく長し」と表現していますが、ストレスも白髪の原因になるといわれています。ストレスを上手に解消する自分なりの方法を見つけてみましょう。
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