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近年、働く女性にとって更年期は避けて通れない課題となっています。
更年期に伴う身体的・精神的な変化が仕事に与える影響は少なくなく、キャリアを積んできた女性にとって、どのように体調と仕事を両立させるかは重要な課題です。
今回はプレ更年期・更年期世代の、株式会社パソナで活躍する女性達12名に集まっていただき、Fun to Meの商品を試していただきながら、自身の経験から体調や仕事に関して詳しく語り合いました。
お集まりいただいた皆さんに、更年期に関しての説明をさせていただき、バランス状態チェックをおこなっていただきました。
ご自身のバランス状態チェックの結果を知って、どう感じましたか?
M.Iさん(30代後半:実熱燥)
結果を読むと、確かに当てはまっていると感じました。手軽さもあり、つい冷たい飲み物を飲むことが多いのですが、寒タイプの方が冷たいものを飲めないと聞くと自分は熱タイプなんだなと実感しました。
s.sさん(40代前半:虚熱湿)
物忘れや、不安感などにも影響する湿タイプは、すごく思い当たるなと思いました。質問の中でどちらも当てはまると思った内容もありましたが、バランス状態は変わると聞いて納得しました。どちらかの症状を感じやすい時期があったりするので、また少し時間が経ったらチェックしてみたいと思います。
A.Yさん(30代前半:実熱燥)
すごい不調というわけではないですが、喉がよく渇いたり、風邪を引く時などはいつも喉から引くことが多いので、確かに乾燥しているのかなと思います。
あと、すごく汗をかきやすいです。
sayaさん(50代前半・実寒燥)
実タイプの緊張やストレスが多い環境というのに納得です。抱え込みやすいという意識はあるのですが、確かにうまく消化できていないのかも…。昔から寒がりだったのですが、自分のタイプが「寒」というのに納得です。
きょろりさん(40代後半:実寒燥)
冷えも感じるけど、ホットフラッシュもまさに実感あります。乾燥や目のかすみなど、水分が足りていないのかなと思うことも多いです。
M.Aさん(40代前半:虚寒燥)
食エネルギー不足というのが納得です。気力など元気はあるつもりではいますが、疲れやすく感じることも多く、年齢のせいかな?と思っていましたが、「虚」というタイプがあることと、自分の体調と一致するなと思いました。
今回は熱タイプと寒タイプで分かれてお話しを聞きたいと思うのですが、日常的にどのような症状を感じますか?
【熱タイプ】
M.Iさん(実熱燥)
冷たい飲み物をよく飲んでしまいます。暑がりというか、手軽だからというか…寒い時期でも冷たいものが飲めないわけではないんですよね。もちろん温かいものも飲みますが。喉が渇いていたり、水分をとろうと意識した時は冷たいものを選びがちです。
s.sさん(虚熱湿)
私は冷たいものも温かいものも飲むのですが、顔が火照るような感じになることがたまにあって、その時は冷たいものを飲みますね。
A.Yさん(実熱燥)
私は寝汗がすごいです。朝起きた時に、布団に自分の形ができるくらい。それで朝起きた時に喉が渇いているので、冷たい水をたくさん飲んでしまいます。でも、冷たいものはあんまり摂らない方がいいんですね。ついつい冷たいものを選びがちかもしれません。
s.sさん(虚熱湿)
布団に自分の形ができるのは結構寝汗すごいですね。私はそこまでではないですが、寝汗をかくことが多いので気になっています。
ー自律神経の乱れで交感神経が過剰になってしまい、汗をかいてしまうこともあります。
A.Yさん(実熱燥)
自律神経には太陽の光を浴びるのが大切とかいいますよね?私、家を出るまで太陽の光を浴びていないです。寝室も朝起きてからカーテンを開けないし、そのままリビングに行ってもカーテン閉まっているので、家を出るまでちゃんと日光を感じてないです。
それもやっぱり寝汗に関係しているのかな。
s.sさん(虚熱湿)
私の場合の寝汗は多分、火照りからきているかなと思います。寝ている時に火照っているのか、眠っても目をさましてしまうことがあって、その時は寝汗かいていることが多いかな。A.Yさんと寝汗は似ているけど、途中で目をさましてしまったりは他のタイプの影響もあるのかなと思いました。バランスタイプの組み合わせで変わるんですね。
【寒タイプ】
sayaさん(実寒燥)
冷えは気になります。特に手足の冷えが酷くて悩みではありますね。寝る時に足の冷えが気になって中々寝付けないこともあります。
M.Aさん(虚寒燥)
私も冷えは気になりますが、靴下を履くよりも、足先は熱を放出した方が良いと聞いたので、寝る時はレッグウォーマーを使用しています。それでも足先がどうしても冷えて眠れないこともありますね。
きょろりさん(実寒燥)
私は冷えもそうですが、肩や首のこりが気になることが多いです。年齢的なものとも思いますが、冷えることで血行が悪いなと思うことは多いので、肩こりも冷えからきているのかなと思いました。
sayaさん(実寒燥)
肩や首のこりはすごく共感です。私は冷えるは冷えるんですが、急に熱くなることもあります。日頃マラソンをしているのですが、走っていると、急に顔が熱くなって汗の量が尋常じゃないことも自覚があります。寒がりなんですが、夏にも弱くなった気がします。
ー自律神経の乱れで体温調節が上手くできなくなり、暑さにも弱くなることがあります。
M.Aさん(虚寒燥)
体温調整ができないと聞くと色々と納得です。夏場に暑いところから涼しいところに入ると一気に寒くなりすぎてしまったり、逆に寒い時期に室内に入ると顔だけかーっと熱くなってしまい、手足は冷えているのに汗をかいてしまうことがあって、汗に意識がいってしまって集中できず、疲れてしまうことも多いです。
きょろりさん(実寒燥)
血行は良くしたいけど、変に熱くなってしまって汗をかいてしまうのは気になります。特に仕事中だと気になってしまいますね。基本温めていることが多いですが、汗をかいて冷まそうとしてしまうとその後の冷えが心配になって中々調整が難しいなと感じることも多いです。
タイプ別にさまざまなお悩みがあるとわかりましたが、女性の社会進出における健康課題に関して、どう感じましたか?
M.Aさん(虚寒燥)
女性はライフステージの変化や体調によって昇進・昇格に不安を感じる方もいます。女性が社会で活躍し続けるためには、自分の体調と向き合い、心と体を安定に保つことが大切だなと思いました。
s.sさん(虚熱湿)
自身のキャリアを作るために、自分の健康も自分で意識をしてメンテナンスすることが大切だと思いました。キャリアのことを優先しすぎても、自分の健康状態が悪くては頑張れないこともあるなと。どちらも合わせて考えていかないといけないですね。
また、不調の原因が更年期だと理解できないと、何科に行けばいいのかわからず病院を受診することもできなくなってしまいそう。自分の不調が更年期だと早めに気付くことも重要ですね。
sayaさん(実寒燥)
更年期の症状で人生の豊かな時間が失われること、仕事の生産性が落ちることがわかりました。個人・企業の双方にとって大きな損失になるので、組織としても情報提供など支援が必要だなと思います。
M.Iさん(実熱燥)
今回のように女性活躍、女性の健康については話し合う時間が必要だと思いました。社内だけでなく、社外の方とも気軽に意見交換ができるような社会になると、悩みを抱えこまないで、いろんな情報共有ができるのかなと思います。
きょろりさん(実寒燥)
集中力の低下や記憶力の低下など、自分の不調の原因を理解して周囲にちゃんと頼ること、頼れる環境が整っていることも大切だと思います。辛い時は休むなど、長く付き合うことを理解して無理しないようにしないと。更年期の症状は自分のせいだと思ってしまうことが多いですが、そういう時期だと割り切ることも大切ですね。
A.Yさん(実熱燥)
更年期になる前の世代の時に理解度が低かったのか、いざ自分自身が更年期症状を感じた時に誰かに相談できずに苦しんでしまっている印象もあります。更年期世代の方だけではなく、全ての世代に更年期というものを理解してもらうことも大切だと思います。
s.sさん(虚熱湿)
前職では更年期や生理に関しての理解が女性同士でも足りてなかったと思います。女性でも個人差はあるので、軽い人、重い人、さまざまな症状の人がいることを理解し合わないと、話し合うことに繋がらないと思います。
一方でパソナでは更年期や生理休暇に関して、男性とも話すことができていて、オフィスでも素直に体調が悪いことを伝え合える文化があるのがすごく良いと思います。変に気にしてしまうことが少ないので、改めて環境も大切なんだなと思いました。
お話いただいた皆さんに、今回は熱タイプと寒タイプのFun to Meのマイメンテ養生茶・養生スープを体験いただきました。
皆様共通して想像していたのと違って、美味しい!との声をいただきました。
「お茶は飲みやすく、スープはしっかりと歯ごたえがあってとても美味しかった。」
「薬のような感じではなく、美味しい。毎日の習慣にしたい」
「この味であれば普通に美味しく味わいながら継続できるのではないかと感じた。」
温かい水分補給を意識していただいた方も多かったと思いますが、お茶やスープだと手軽にとりやすくて良いとも言っていただきました。
漢方などから想像していたイメージと違い、皆さんが美味しいと感じていただけたようです。
イベントを終えて
自分の体質・状態を知ることで多くの対策がある、できるということがわかり安心したという感想をいただきました。
また、更年期では自律神経のバランスが乱れやすくなってしまうことを知っていただき、質の良い睡眠を取ること、体を冷やしすぎず温かい水分補給を取ることの大切さを知っていただけたかと思います。
働く女性にとって、更年期はキャリアや生活に大きな影響を与える重要な時期です。更年期に伴う身体的・精神的な変化は個々に異なりますが、体調の変化に適応しながら無理なく働ける環境づくりが大切です。
自身の経験を共有し、意見を交わせるような環境をつくることで、サポート体制や働き方の見直しが進むようになるのではないでしょうか。
そのためにも、まずは自身の身体に向き合い、理解して、日頃からのケアや対策を行い、更年期にも明るく前向きに働ける女性が増えることを願っています。