著者 : クラシエ編集部
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「MenotechLife(メノテックライフ)」は、クラシエ編集部が発信する更年期のためのサポート・メディアです。長年の研究やアンケート結果を基に、更年期の身近でリアルな情報を発信し、みなさまが自分らしく前向きに過ごすサポートができれば嬉しいです。

3月8日は「国際女性デー」であることをご存知ですか?
女性の権利の向上、社会進出を推進していくために国連が定めた日として、日本でも近年認知されるようになってきました。

多様な価値観・生き方が尊重される現代では、女性は結婚、出産・育児、キャリア、介護などの様々なライフイベントと向き合いながら、「女性はこうあるべき」といった概念に捕われずに自分らしく生きることを模索している人も多いと思います。
またSNSが普及したことで、女性の生き方のロールモデルと支持されるようなインフルエンサーの発信を誰もが知ることができる環境が整って、知りたい情報を容易に取得しやすくなっています。

一方、女性が等しく向き合うことになる女性ホルモンに関する「生理現象」、つまり「月経」「PMS(月経前症候群)」「更年期」の不調に関する情報を発信する人は決して多くない印象があります。

この記事では国際女性デーを迎える3月8日をきっかけに、「更年期」とどのように向き合っていけば良いのか、「更年期」はネガティブなものではなく、自分自身と向き合って新たなステージを迎えるための準備期間として捉えていただけるために必要なことを考えてみたいと思います。

女性の生き方を考える日「国際女性デー」

近年、話題に上がることが多くなった「国際女性デー」が制定された背景には、女性たちの権利・社会的地位が認められていない時代が長く続いてきた歴史があります。
そのような中で、働く女性の労働環境や待遇の改善、女性の参政権を求めるデモなど、世界各国で女性の社会進出や権利を求める声が高まっていき、2度の世界大戦を経て、少しずつ女性の権利が認められるようになります。

その後、国連総会が1975年3月8日を「国際女性デー」と制定したことに由来し、毎年3月8日には世界各国はもちろん、日本でも記念行事やイベントが開催されています。

「ミモザの日」としても有名

ちなみに3月8日は「ミモザの日」とも言われ、ミモザの花は国際女性デーの象徴的な花として広く人々から親しまれています。またこの日は世界各地でイベントが実施され、イタリアでは日頃の感謝を込めて男性から女性へミモザの花を贈る習慣があるようです。

今後さらに世界的にも女性の社会進出が増え、多様性を認知していく風潮が広がっていく中、女性が継続的に社会で活躍できる場はますます増えていくでしょう。

どの女性にも訪れる“更年期”

女性が社会で活躍できる機会が増えてきたことで、妊娠・出産といったライフイベントだけでなく、女性特有の健康問題に関しても関心が高まっており、それらに対して特別なサポートやケアが必要であることが世界的にも認知されるようになってきています。

更年期の時期は個人差があるものの、女性ホルモンのバランスが乱れることによって心身の不調が表れ、「プレ更年期」と呼ばれる30代後半から、「更年期」の45〜55歳と約10年間と長く付き合っていくことになります。
一方で世界的にも晩婚化・高齢出産の流れの中、子育てと自身の不調と重なる人も増えています。また年齢的にも管理職に抜擢されるなどキャリアが充実する時期とも重なり、子育てが一段落した方はこれから自身のキャリアをリスタートさせたいと考える時期でもあります。

「人生100年時代」と言われる現代において、人生の折り返しにあたる年齢で、自分自身と向き合う人も多いでしょう。

日本でも、女性特有の健康問題を重要視

日本においても、女性の社会進出が増えている背景を鑑み、企業が女性特有の健康問題に対してどのような対応・対策を実施しているかを経済産業省が調査を実施しています。
出典:経済産業省ウェブサイト

それらのデータに拠れば企業としても女性の健康管理を重要視し、婦人科検診や妊娠出産に関するケアは増えてきているものの、女性特有の月経・更年期への取り組みは遅れているのが現状です。

そのため周囲からの理解を得ることが難しかったり、周囲へ後ろめたい思いを抱えたり、その結果として離職せざるを得ない状況に追い込まれてしまうケースもあるようです。
その背景には、管理職に従事するのは女性特有の月経・更年期がわからない男性が圧倒的に多いことだけでなく、意外にも当事者である女性自身の知識不足もあるようです。続けてきたキャリア、新たに歩み始めたキャリアを諦めてしまうのは、その女性自身だけでなく社会としても大きな損失になるのではないでしょうか。

日本では、更年期をネガティブに捉える傾向

自分自身に不調があったとしても、他者や職場に話すことを「恥ずかしい」「知られたくない」「怠けている」と感じていたり、そもそもその症状が「更年期」によるものである自覚がないケースもあるでしょう。
また女性特有の診療科である婦人科に関して、通院することに抵抗があったりいつでも相談できるかかりつけ医がおらず、自分自身の体を定期的にチェックし相談できる環境が整っていない人も少なくないようです。家族や友人に相談しても、自分の症状と異なったりすることで理解が進まずに、自分一人で抱え込んでしまう悪循環に陥ってしまう人もいるかもしれません。

海外では“更年期”の捉え方が違う

では、海外では更年期に対してどのように捉え、向き合っているのでしょうか?

海外では、更年期をタブー視しない

欧米諸国での更年期に対するイメージは、日本のそれとは違ってオープンであり、「閉経(生理が来なくなる)=女性ではなくなる」「自分の存在価値がなくなる」といったネガティブなイメージは少なく、更年期に起こる不調に対する対処(治療)への知識を持つ人も増えているので、「我慢しないといけない」「隠さないといけない」ものではなく、「正しく理解・受け入れて対処する」ものであるという意識へと変化しているようです。
また世界的に有名なセレブリティが、自身の更年期症状を赤裸々にSNSで発信したりインタビューに答えていたり、発信力・影響力がある女性たちが更年期をタブー視せずに

「更年期は人生の転換期であり節目」
「次のステージはどう生きていくか」
「自分だけではない」
「きっと乗り越えられる」

ありのままを表現することで、女性たちは共感し前向きに捉える人も多いのではないでしょうか。

また海外では「かかりつけ医」の制度を導入している国もあります。
あらかじめかかりつけ医を決めておき、何かあればまず最初に診てもらい、必要に応じて医療機関を紹介してもらうという仕組みです。日常的には病気そのものの治療だけでなく、体調管理や健康面の相談にも応じ、病気の早期発見や予防のアドバイスを担っているといいます。
心身の不調に関わらずいつでも相談できるドクターの存在は、心強いのではないでしょうか。

例えばアメリカではサプリメントが普及しており、東洋医学で用いられる漢方への理解も進んでいることから、自分の症状にあったサプリメントや漢方を活用しているようです。

更年期と上手につきあって、女性の継続的な活躍を

これまでは、更年期に起こる症状を女性同士であっても話し合う・意見交換するような場面が少なく、また心身の不調の部分ばかりがフォーカスされ、「更年期=悪いもの」といったネガティブでオープンにしてはいけないものという認識があったかもしれません。

女性の社会的な地位や権利が認められなかった時代を乗り越え、「国際女性デー」が制定された時をきっかけに、社会全体で女性の社会進出や多様性が認められるようになった現代で、より女性が継続的に安心して活躍できる社会になっていくためには、年齢を重ねていく中で等しく訪れる更年期を正しく理解し、付き合っていくことが大切です。

個人差はあるものの、いずれは誰もが直面する“更年期”

一人ひとりに個性があるように、不調といわれる症状も一人ひとり違うのです。

SNSが普及し誰もが自由に発信でき、多様性が少しずつ許容されるような環境が整いつつある今、一人ひとりが更年期を「誰もが通る道」として共有できるよう前向きな気持で捉えることができれば、女性自身も自己をむやみに悲観することもなくなり、社会全体の見方も変わってくるのではないでしょうか。
そして自分らしくココロと体の声に向き合い、正しく更年期への理解・知識を深めて心身の不調が解決・改善できれば、また新しいステージへとシフトチェンジでき、プライベートだけでなくキャリアのパフォーマンスも上がってくるでしょう。

自分の「バランスタイプ」を知ろう

メノテックライフでは、更年期に関する研究や生活者アンケートの結果を多角的に分析し、更年期に乱れやすい症状に注目して独自に定義した「虚-実、寒-熱、湿-燥」3軸・6要素のバランス状態を判定する「バランス状態チェック」を考案しました。3軸のバランス状態を組み合わせた8タイプの中から、今の自分の状態を判定できます。
今まさに更年期の真っ只中にいる方は、自分のバランスタイプを知ることで、更年期と上手くつきあっていく第一歩を踏み出してみませんか?