漢方薬は安全だから重い副作用はありませんよね。
漢方薬も薬ですので、薬効があるのと同時に副作用が現れることもあります。
漢方薬の種類によっては、まれに下記①~④などの重篤な症状が出ることがございます。いずれの症状もまれですが、気づかずに放置していると重くなり健康に影響を及ぼすことがあるので、早めに「気づいて」対処することが大切です。副作用は薬を正しく服用していても起こることがあるので、薬をのんだ後、病状が悪化したり、何らかの変わった症状が現れたり、どうもいつもと違うな?と感じた時には服用を中止し、すぐに医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
下記は、一般用漢方処方に記載のある副作用と、その症状の一例です。
①偽アルドステロン症・ミオパチー
症状:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
【詳しい情報はこちら】厚生労働省ホームページ 重篤副作用疾患別対応マニュアル 偽アルドステロン症
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1d30.pdf
②間質性肺炎
症状:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
【詳しい情報はこちら】厚生労働省ホームページ 重篤副作用疾患別対応マニュアル 間質性肺炎
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1b02.pdf
③肝機能障害
症状:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
【詳しい情報はこちら】厚生労働省ホームページ 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性肝障害https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1i02_r01.pdf
④腸間膜静脈硬化症
症状:長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。
※適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による入院が必要な程度の疾病や障害などの健康被害について救済給付を行う、副作用救済制度という制度がございます。
https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html?utm_source=yahoo&utm_medium=search&utm_campaign=202410_202503_yr_ippan&yclid=YSS.EAIaIQobChMI5cOcx5aaiwMV5NMWBR0DEDz4EAAYASAAEgLoIPD_BwE