「更年期」は、多くの女性がカラダやココロの変化や不調に悩まされる転換期です。

急にカラダが熱くなるホットフラッシュ、汗が止まらない多汗、イライラして怒ってしまう、ささいなことが気になりくよくよする……。

急なカラダとココロの変化に自分も戸惑い、落ち込んだり、日々がつらいと感じたりする人も少なくありません。

でも、更年期の女性の変化は、自然な流れで訪れること。自分がダメになったわけではなく、カラダの変化に伴う、心身の“ゆらぎ”をまずは理解して無理に我慢せずに受け入れてあげることが大切です。

更年期に起こるカラダやココロの変化の原因や対策を知れば、少し心が軽くなったり、穏やかな日々がきっと見えてきます。

知ろう、学ぼう、みんなで「一緒に」更年期のこと。

更年期に起こるさまざまなつらい症状

更年期の女性に起こるさまざまな不調は症状や程度ともに個人差が大きく、一人ひとりつらさは異なります。ほかの人がどのようなつらさで悩んでいるのか、更年期に起こる代表的な症状を見てみましょう。

更年期に起こる体のつらい症状

更年期の女性のカラダに起こる代表的な症状です。疲れ目やドライアイ、肩こりなど、昔からある症状が悪化していませんか?もしかすると、更年期によってつらさが増しているのかもしれません。

  • 顔やカラダの急なほてり・ホットフラッシュ
  • だるい・倦怠感
  • 疲れやすい・疲れが取れない
  • 頭痛・めまい
  • 疲れ目・ドライアイ
  • 肩こり・腰痛   など

更年期に起こる心のつらい症状

更年期にはココロの不調も多く起こります。急にイライラする機会が増えたり、普通にできていた仕事や家事に対してやる気が出ずつらく感じるようなことも……。

夜になるとくよくよ憂うつな気持ちになり眠れない、夜中の急なほてりで眠りが浅くなるなど不眠の症状に悩む人も少なくありません。

  • イライラしてしまう
  • 怒りっぽくなった
  • ささいなことでくよくよする・憂うつ
  • やる気がでない
  • 精神的な部分で仕事や生活がつらい
  • 人と会いたくない
  • 不眠・眠りが浅い・日中も眠たい  など

「更年期」と「私たち女性」の変化と仕組み

更年期とは、一般に45歳〜55歳くらいの閉経を挟んだ前後10年間を指します。この期間に起こる私たち女性のカラダの変化について解説します。

更年期に起こる「生理の変化」と「閉経」

大きな変化として、更年期に入る頃に、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量は少しずつ減少していきます。

それまでは、25〜38日くらいの周期できていた月経周期が2カ月と長くなったり、逆に3週間と短くなったりするような変化が起きます。

経血量の減少や、生理期間が4日と短くなったり、10日と長くなったりするような変化も……。

このような「カラダの変化の時期」を経て、私たち女性の卵巣や子宮は役割を終え「閉経」を迎えます。

日本人女性は、一般的に50歳前後に「閉経」を迎えるといわれ、その前後の45歳〜55歳頃の変化の時期を「更年期」と呼びます。

女性の体と自律神経との関係

女性ホルモン減少の影響は、カラダ全体の司令塔である脳の「視床下部」にも影響を与えます。

視床下部とは、自律神経など全体調整をする器官で、食べることや飲むこと、朝になると起きて夜になると眠くなるという1日の生活リズムをつくることなど、生きていく上で必要不可欠な脳の中枢を担っています。

自律神経の代表的な役割は以下の通りです。

月経や妊娠にかかわる女性ホルモンも、自律神経をつかさどる脳の視床下部からの指令を受けて分泌されるため、自律神経と女性のカラダには深い関係性があるといえるのです。

  • 体温調節
  • 血圧の維持
  • 食欲
  • 睡眠
  • 喜びや不安などの情動行動
  • 月経・妊娠にかかわる卵巣や子宮の機能  など

女性ホルモンの分泌量が減少すると、指令を出す脳の視床下部が混乱し、自律神経が乱れます。この仕組みについて、次で詳しく解説します。

更年期症状はホルモンバランス変化による自律神経の乱れが原因

女性ホルモンの減少が、自律神経に与える影響について、順番に解説していきます。

視床下部からの指令で、月経・妊娠を促すためのホルモンが脳から分泌され、卵巣を刺激します。(卵胞刺激ホルモン・FSH/黄体形成ホルモン・LH)
脳からの刺激を受けて、卵巣から「女性ホルモン」が分泌されます。妊娠に至らなければ生理がくるという、通常の月経周期でサイクルしていきます。
●生理終了前後~排卵:排卵準備のための女性ホルモン「エストロゲン」
●排卵後~生理開始:妊娠準備のための女性ホルモン「プロゲステロン」
更年期になると、脳からFSH・LHが分泌されますが、卵巣の働きが衰えるため十分な量の女性ホルモンが分泌されなくなります。
脳はFSH、LHをさらに分泌しますが、女性ホルモンは充足されないというサイクルが繰り返されるように……。
脳の視床下部は混乱。自律神経も乱れバランスを崩してしまいます。
自律神経によって調整されているカラダやココロの状態もバランスを崩し、つらい更年期の症状として、さまざまな不調が現れます。
●体温調節の乱れ:ホットフラッシュ、多汗 など
●睡眠調節の乱れ:不眠、中途覚醒 など
●情動行動の乱れ:急なイライラ、憂うつ など

自律神経は、カラダやココロを活動的に促す交感神経と、興奮した精神や肉体を安らぐ方向に導く副交感神経の2種類があり、それぞれがバランスをとりながらカラダやココロの機能を調節しています。

更年期の不調は、女性ホルモンの減少により、自律神経の調整機能が乱れバランス状態を崩すことで引き起こされるといえます。

メノテックライフが提唱する「バランス状態チェック」について

メノテックライフでは、更年期でつらい思いをしている人に役立つ、今の自分のバランス状態を知るための「バランス状態チェック」を考案しました。どのようなものなのか、さっそくご紹介します。

更年期とバランス状態との関係

メノテックライフでは、漢方理論と世界の伝統療法を融合させた、独自の「虚-実、寒-熱、湿-燥」の3軸・6要素を定義。

それらの視点から、個々のバランス状態を判断すると、その人により合ったケアができると考えます。

虚↔実、寒↔熱、湿↔燥はそれぞれ反対の性質で、「寒」は寒がりでこりや痛みを感じやすい状態なのに対し、「熱」は暑がりでほてりを感じやすいなど、異なる性質を持ちます。

どちらかに偏りすぎると、カラダやココロに不調が起きるとされるため、過不足や滞りのないバランスのとれた「中庸」を目指し整えることが大切です。

また、3つの軸はどれかひとつではなく、それぞれに影響し合っているため、バランス状態と3軸の組み合せを把握することが重要といえます。

【判定】あなたの「バランスタイプ」は?

また、メノテックライフでは、更年期に関する研究や生活者アンケートの結果を多角的に分析し、更年期に乱れやすい症状に注目して独自に定義した「虚-実、寒-熱、湿-燥」3軸・6要素のバランス状態を判定する「バランス状態チェック」を考案しました。

3軸のバランス状態を組み合わせた8タイプの中から、今の自分の状態を判定できます。

心身のバランスが乱れる原因が分かれば、バランスを整えるための方法を知ることができます。あなたのバランス状態をチェックしてみませんか?

詳しくチェックしたい方は「バランス状態チェック」へ

昔から人々を支えてきた「バランス」の考え方 

心身の健康はバランスを維持することからはじまるという考え方は、実は昔から人々の健康を支えてきました。代表的なものを紹介しましょう。

古代の伝統療法における「バランス」の考え方とは?

人のカラダやココロのバランス状態に関する考え方は、「古代の伝統療法」にも共通しています。

経験的に、ハーブや天然物(鉱物や動物)などの有効なエキスを用いて、人のカラダやココロのバランスを整える方法が伝承されてきました。「ホリスティック理論」などがその代表格です。

今では漢方などでなじみ深い「漢方医学」現代ヨーロッパの「アロマテラピー」「フィトセラピー」などにも共通した考え方です。

漢方医学における「バランス」の考え方とは?

漢方医学では、カラダは気・血・水という3つの要素で構成されていると考えます。

気(キ)は、生命活動の源になるエネルギーのような存在。元気・やる気などの「気」を思い浮かべると分かりやすいでしょう。

血(ケツ)は、カラダを流れる赤い液体で栄養分を体内に巡らせ、カラダを養う働きがあります。

水(スイ)は、カラダを流れる水分を総称したもので、体内に潤いを与え、汗や尿となって排出されます。

これら3つのバランスが崩れると、カラダやココロに不調が起きるとされるのです。

たとえば、「気」の巡りが悪くなれば、イライラや憂うつなどを感じやすくなります。

「水」がうまく排出されず過剰になれば、むくみとして現れるなど、「気・血・水」の状態と私たちのカラダやココロとの関係はとても深いのです。

「メノテックライフ」が考える「バランス」とは?

「医食同源」という言葉がありますが、これは漢方医学の「食養生」という考えを基に日本で生まれた言葉とされています。

食養生とは、健康維持に大切な「食べ物」に重きを置く養生法のひとつ。

健康を維持するための食材や栄養、食生活はもちろん、自分のカラダやココロのバランスを維持するためのセルフケアの大切さについても伝えています。

メノテックライフでは、人のカラダやココロの状態について、長年の研究や生活者アンケートの結果を多角的に分析して独自に定義した「虚-実、寒-熱、湿-燥」3軸・6要素でとらえ、過不足や偏りのないバランスのとれた「中庸(真ん中)」に整えることを目指します。

「中庸」を心身のバランスのとれたよい状態とすると、なんらかの不調を感じているときは、中庸からずれてしまった状態とイメージすると分かりやすいかもしれません。

自分のカラダやココロの声を聞き、バランスのとれた「中庸」の状態が維持できるよう心がけましょう。

自分のバランス状態を知ればつらい更年期も乗り越えられる

更年期は、カラダやココロの不調だけでなく、「生理が終わる」「女性ホルモンが分泌されなくなる」など、女性として、どこか寂しさを感じる時期でもあります。

しかし、女性であることにとらわれ過ぎない「わたし」という存在として、新しく自由に輝きはじめるはじまりの時でもあるのです。

今の自分のバランス状態を知れば、自分でとるべき対策が分かります。

まずは、メノテックライフ発の「バランス状態チェック」で、今の自分のバランス状態を知ることから、はじめてみませんか?