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お通じの悩み“胃腸は健康のバロメーター”篇
一度不調になると、日常の生活に影響がかかってしまう、お通じの悩み。今回は「下痢」をクローズアップ。下痢と繋がりの深い胃腸はデリケートな器官。メンバーのみなさんの抱えるデリケートな悩みとは?

たんぽぽメンバーの“暮らし”のすみずみまで知りたい!!
「たんぽぽ*調査隊」は、メンバーの皆さんの協力を得て調べたさまざまなことをWEBで発表していきます☆

トイレとの深~い関係

前回の記事にてメンバーの半数以上の方がお通じの悩みを抱えていることが分かりました。便秘に比べ下痢に悩んでいる方は少ないものの、下痢になるとトイレに行く回数や時間が増えてしまい、常にトイレのことが気になってしまうことも辛いものです。
“下痢で困ることは何ですか”のアンケートでは、“トイレがない場所へ出かけられない”や“トイレがない乗り物に乗れない”など日常生活にも少し支障がでている方もいらっしゃるようでした。
楽しい日常生活を送るためにも、下痢に対してしっかり取り組むことが大切です。

ご自身は便秘や下痢に悩んでいますか?

ご自身は便秘や下痢に悩んでいますか?

<期間> 2015/5/18~2015/6/30  
<回答数> 2,465名

下痢の原因とは?

夏に冷たいものを摂りすぎて…クーラーのかけすぎで寝冷えをしてしまった…など、お腹を冷やしてしまって下痢になってしまうという声をよく耳にしませんか?
たんぽぽメンバーのみなさんも、下痢に悩むことが多いのは「アルコールや冷たい飲み物を飲んだ後」という方が28%と、最も多い結果となりました。
下痢とは、大腸で便の水分が十分に吸収されず、便の水分量が増し泥状~水様になって出てくる状態のものです。
下痢の原因は、食あたりや寝冷え、細菌やウイルスといったものから、ストレスや自律神経の乱れなどさまざまです。
通常下痢は、体に入ってきた細菌やウイルスを体の外へ出そうとする防御反応のため、むやみに下痢を薬で止めるのはよくないといわれています。下痢の際は、その状況や原因にあわせて対処することが大切です。また同時に水分補給をして、脱水状態にならないように注意しましょう。

ポカポカ温めて…

たんぽぽメンバーのみなさんの下痢の対処法として何かしていること・気をつけていること・工夫していることについてご紹介!
やはり一番多かったのは「お腹を冷やさない」という回答でした。

  • おなかを冷やさないようにしている。白湯を飲んでいる。[ 50代 女性 ]
  • お腹を冷やさないようにする。暖かく消化の良い物を食べたり飲んだりするようにする。[ 30代 女性 ]
  • おなかを出して寝ない。脂っこいものと冷たい飲み物を一緒に食べない。[ 20代 女性 ]

食事に気をつけているという方も…

  • なるべくストレスを溜めないように心がける。またたくさん食べすぎたりしないように食事にも気をつける。[ 40代 女性 ]
  • お酒を飲んだ翌日になることが多いので、あまり飲みすぎない様に、食べ過ぎない様に気をつけています。[ 50代 女性 ]

腹巻きやカイロなど、冷え対策万全!という回答もありました。

  • お腹を温める。横になる。腹巻きを着用する。ハーブティーを飲む。[ 30代 女性 ]
  • 温かい飲み物を飲む。冬はカイロをお腹と背中に貼る。夏でも冷房の強い場所に行くときはストッキングやガードルでお腹回りをあたたかくしてます。[ 40代 女性 ]

また、トイレが気になる海外旅行に関する回答も…

  • 海外旅行のときは、現地のヨーグルト等は控える方がいい。バスで移動中など、日本ほどトイレ休憩がないので気をつける。[ 50代 女性 ]

普段から下痢になりやすいメンバーの皆さんは、いろいろと自分にあった方法を探している様子でした。体の中からも外からも、お腹を冷やさない工夫をされています。

下痢で困ることは何ですか?

下痢で困ることは何ですか?

<期間> 2015/5/18~2015/6/30  
<回答数> 2,465名

どんな時に下痢に悩むことが多いですか?

どんな時に下痢に悩むことが多いですか?

<期間> 2015/5/18~2015/6/30  
<回答数> 2,465名

バリ腹を知っていますか?

「ワカ末」というキーワードを入れて、インターネットで検索すると、関連ワードとして「バリ」と出てきます。
人気の渡航先であるインドネシアのバリ島でお腹を壊す人が多く、そのことを「バリ腹」と一部の方の中で呼ばれているようです。
そのようなときに日本から持っていくべきものとして胃腸薬が挙げられています。
日本と異なる環境でお腹を壊したときに、『ワカ末止瀉薬』など、飲みなれた薬が手元にあると心強いですよね。

もっと知りたい!

下痢の漢方での考え方

漢方では下痢の状態を、「脾(ひ)」の機能不足だと考えます。
「脾」とは、食べ物を消化し、栄養分や水分に分別して、全身に運んだりする機能を担っています。
この「脾」の機能が低下している状態を「脾虚(ひきょ)」といい、脾虚になるとこの働きがうまくいかずに下痢を起こすと考えます。

治療方法としては、消化・吸収・運搬のはたらき全体と、そのバランスを整えるように治療します。脾は、上下の「気(き)」の流れによって正常に動いていると考えるので、脾に使われる漢方薬はこの上下の流れを整えるものが処方されます。また、脾の「気」が少なくなっているときには、「気」を補ってはたらきを良くする治療を行います。
また、近年増えているのが、便秘と下痢を繰り返す症状。たとえば、何日か便秘だったのに、突然下痢になったり、普段は便秘気味なのに、通勤・通学中や会議前などは下痢になったりなどの症状です。こうした症状があると、仕事を思うようにできなくなったり、外出を控えるようになったりと、生活の質(QOL)の低下にもつながりかねません。
便秘と下痢を繰り返す状態は、脾の「気」「血(けつ)」のバランスが乱れている状態と考えます。ストレスや生活習慣の乱れなどにより、「気」「血」のバランスが乱れると、消化・吸収がうまくいかなくなったり、脾のはたらきがうまくいかなくなったりするのです。
この場合、「気」の流れを正常な状態へ近づけるという考え方で治療します。脾への作用は比較的おだやかなので、無理なく便通をつけることができます。「気」の流れが整うと、便秘や下痢を繰り返すトラブルも減っていきます。

気…目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの
血…全身の組織や器官に栄養を与えるもの

一般的に胃腸のトラブルに使われる漢方薬
あなたのお悩みのタイプは?

アンケート概要
<期間>  2015/5/18~2015/6/30  <回答数> 2,465名 当社調べ

 

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